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山の鳥


ヤマドリ(キジ目キジ科)
今シーズン最初の林道巡回、朝早くから山に上がった。アカショウビンの声が近
くで聞こえたが、やがて姿を見せることなく遠のいて行った。林道脇のいつもの
ヤナギの木にはアミヒラタケがすでに老菌になって開いていた。キノコムシが付
いていないかチェックしたが季節がまだ早いようだった。

脇道の入口付近でヤマドリと目があった。レンズを構える前にドラミングで威嚇
してきたが、すぐに山の方に向きを変え、小走りで斜面のブッシュに紛れて行っ
た。美しい日本の山の鳥である。

見晴らしポイントでしばらく腰を据える。ジュウイチが近くに止まったが、レン
ズを向けると同時に飛んで逃げてしまった。おまけに設定ミスの露出オーバー写
真。アカショウビン、マミジロ、カッコウ、ホトトギス、ジュウイチ、トラツグ
ミ。これらの鳥の囀りがステレオで聞こえてくる。珍しいところでは、セグロカ
ッコウの特徴的な「カカカコ」という声を、すいぶん久しぶりに聞くことができ
た。残念ながら姿は見つけられず。

移動してオオルリの囀りを近くで聞く。急に飛び出したかと思えば、木から林道
に落ちてきた青虫を目ざとく捕まえた。

林道は途中で崩落のため通行止めとなっており、仕方なく同じ道を引き返した。

【撮影データ】24/May/15 D7000+VR300F2.8