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シュンラン咲く


シュンラン
*ソデグロヅル、週初めには常駐エリア内で2日ほど姿を見なくなり、いよいよ
渡去の時を迎えたかと、仲間同士少しセンチメンタルな気分に浸っていたのだが、
これまでは活動範囲外であった河谷営農センター前の湿田にまた戻ってきた。
本能の導くまま、一旦は北に向かったものの、不安になってUターンしてきたの
だろうか。ツルの行動ではたびたび見られるらしい。


ソデグロヅルは湿田を深く掘ってタニシを採っている。泥を洗ってから、長いく
ちばしの中をコンベアのようにコロコロとエサを喉に運び込む。タンポポの畦を
バックに翼を広げたソデグロヅル草の中のソデグロヅルは背中の換羽が一段と
進んだことがよく分かる。

海辺の様子を見にゆく。田んぼではノビタキを沢山見かけた。
外海の岩場ではコチドリを見た程度。

盆地に戻り、この時期にしか行かない丘陵地に向かう。トキワイカリソウがあち
こちで綺麗に咲いている。**オオイワカガミも一斉に花を開いて美しい。
そして、昨年と同じ場所で**シュンランの開花を確認した。毎年、この時期にこ
の場所でシュンランに会うことで、私の春はいよいよ本格化。そんな気分。

【撮影データ】12/Apr/15 D7000+VR300F2.8,*VR18-200,**60mmMACRO