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六方田んぼに鶴


ソデグロヅル幼(ツル目ツル科)
午後遅くにフィールド巡回。いつもの場所にソデグロヅルの姿が無く、抜けてし
まったかなと思いながら六方田んぼに入る。と、目の前にソデグロヅルがいた。
身近にいるツルの研究者にヒアリングした情報では、このツルは湿地への依存度
が高いとのことだったので、田んぼに入ったことは意外だった。

相変わらず警戒心が希薄。時々小さく「コォー」と鳴きながら歩いて場所を移動
する。田んぼでのソデグロヅル幼鳥図鑑写真首をまっすぐ前に伸ばすこのポーズは、テイクオフの合図。タンチョウはかなり
助走してから離陸するイメージがあるけど、このツルはコウノトリ並の短い助走
で飛び立つアップストロークダウンストローク。

百合地巣塔にいたコウノトリがスクランブル発進。当地への飛来以来、コウノトリ
と絡む行動がしばしば観察されている。コウノトリの後に付いて飛んで行ったり、
コウノトリが近くに来ると鳴き声を上げたり、今回も巣塔にいるコウノトリに向
かって飛んで行ったのである。姿が似ていることから、仲間がいると思っている
のかもしれない。

コウノトリに振り切られたあとは、近くの湿田に下りて採餌を続けた。歩きなが
ら小さなものを啄んで、アスファルト農道を横断して隣りの田んぼに入った。
すぐに農道を車が通過し、飛んでしまった。

翌朝も同じエリアでソデグロヅルを観察することができた。

【撮影データ】 27-28/Oct/14 六方田んぼ D7000+VR300F2.8