出勤途中の六方田んぼ、大豆畑にスズメがたくさん群れていた。しばらく見て いるうちに、ちょっと変わったスズメが混じっているのに気づいた。当地で観 察できることは知っていたが、今まで縁に恵まれなかった一種だ。 ニュウナイスズメという渡りをするスズメだ。中部以北の山地で繁殖し、秋にな ると南へ渡る。渡りの途中に豊岡盆地に立ち寄るのだが、当地で越冬しているの かどうか把握できていない。こちらがニュウナイスズメのメス。 普通のスズメは頬に黒い斑が特徴的であるが、ニュウナイスズメにはそれがない。 オスの上面は明るい茶色で、メスは白い眉斑が出て、別種のような感じ。 オスの飛翔姿。 普通のスズメは大きな群れを作って警戒が強いが、ニュウナイスズメは小さな群 れで行動し、スズメほどの警戒心はない。今後は、スズメの群れを見ても、今ま でのように素通りではなく、ニュウナイスズメが混じっていないか、気にするこ とになるだろう。 【撮影データ】 02-03/Oct/14 六方田んぼ D7000+VR300F2.8 |