春の阿瀬渓谷で妻の登山靴がダメになったので、新しい靴をプレゼントした。 スポーツ店でキャラバンC1-02モデルをチョイスした。帰宅後、ネットでユー ザーレビューを見たら、概ね評判のよい靴だったので安心した。足らなしに選 んだのが天滝だったのだが、あいにく9月1日から10月24日までの間、登 山路の工事中で立入禁止となっていた。 車道のアプローチを散策すると、道端に思いがけずアケボノソウを見つけた。 長い間、見たいと思いながら出会えずにいた種で、イメージよりずいぶん背丈 のある植物だった。白い花びらの上に蜜腺を2個載せ、先端に黒いごま塩模様 の美しいデザインは、人の顔にも見える。蜜にはアリをはじめ、たくさんの虫 が寄ってきている。花弁は5枚であるが、4枚のものも混在していた。 歩き足りないので近くの横行渓谷まで足を延ばした。平家城跡の東屋広場に車 を置き、渓流を見下ろしながら上流に向かって散策。小さな滝があるポイント で立ち止まれば、足元にアケボノソウを見つけた。花弁のマクロ写真。 沢に下りられる場所を見つけ、石河原でお弁当。お腹が膨れたところでさらに 上流に向かう。アザミの花にアサギマダラが来ていた。アキノチョウジと思っ て撮った青い花はサンインヒキオコシだったかもしれない。 ツリフネソウ、ゲンノショウコ、ユキノシタなどの花にレンズを向ける。 初夏の花であるユキノシタの開花は意外。 三脚を持ち歩かなかったので、落ち込みを撮るのに高速シャッター撮影は手持 ちでOKだが、スローシャッター撮影は妻の肩を借りてカメラをホールドしな がら撮った。 ウルシの紅葉は始まってきたが、紅葉狩りにはまだまだの横行渓谷である。 妻の新しい靴は快適に歩けたようであった。快晴の秋分の日の渓流ハイキング を楽しんだあと、八鹿の9号線「道の駅」にある足湯で疲れをほぐして帰宅。 【撮影データ】 23/Sep/14 養父市 D7000+SIGMA10-20,VR18-200,SP-90 |