昨シーズンは、結局一度も夜遊びをすることなく夏が終わった。フィールドの状 況が悪かったこともある。今回2年ぶりの夜遊びは、還暦ジジイ同士の、よぼよ ぼフィールドワークである。フィールドの主であるY氏にガイドされながら、手 当たり次第にシャッターを切ってゆく。 おなじみレギュラー陣。 コゲチャオニグモ ヌサオニグモ サツマノミダマシ ワキグロサツマノミダマシ 葉っぱの上にひょっこり出てきたのはデーニッツハエトリ。 横から見ると後ろの目の赤い隈取が威圧的である。 綺麗どころのオニグモ2種。 円網上のビジョオニグモ ビジョオニグモの腹模様は美しい 緑の脚、アオオニグモ 小さなトガリオニグモは、遠くて光りが回らず。 こちらも小さなクモたち。 チリイソウロウグモ シロカネイソウロウグモ ヒメグモ べっぴんさんのスズミグモがドームの張り直し作業に余念がない。 ナガコガネグモも大分大きくなってきている。 ゴミグモ3種。 ゴミグモ ヨツデゴミグモ マルゴミグモ トリノフンダマシ3種。 トリノフンダマシ 赤みの強いトリノフンダマシ オオトリノフンダマシ アカイロトリノフンダマシ アシナガグモの円網。 大型の蛾2種にレンズを向けた。 オオミズアオとコスズメ(トップ写真)。 いずれも、照明係Y氏のバックライトの協力を得た。 さて、久しぶりのムツトゲイセキグモグモである。複数個体をチェックしたが、 粘球を回していたのは1頭。後でじっくり撮影しようと時間を置いてチェックし たら、すでにその晩のご馳走を捕まえておられた。 別の1頭も蛾を捕まえた後だった。鱗粉まみれになりながら蛾をぐるぐる巻きに し、ミイラ状の蛾を釣り上げて、食卓へ運び込んで行った。 2年ぶりの夜遊びは楽しいひとときであったが、やはり老体には少々堪える遊び であることを実感したのであった。 【撮影データ】 11/Aug/14 豊岡市 D7000+SP90MACRO |