早朝の林道を走る。ヤマドリが法面から薮へと消えてゆく。 ポイントを決めて鳥待ち。オオルリ、キビタキ、アカショウビンの声が聞こえる。 ホトトギス、ツツドリが鳴く。アオバトの群れが近付いてきたけど、こちらの存 在を警戒してすぐに逃げてしまう。かろうじてクロツグミにシャッターを切る。 山を下りてから神鍋高原へ。かつて我が子たちを遊ばせた場所、たくさんの友達 と一緒に裸で寛いだ場所。今はありきたりの銭湯温泉に建替えられてしまったけ ど、ゆとろぎの本来のコンセプトを活かし切れなかった管理サイドに、埋めきれ ない価値観の違いを感じる。取り壊された施設跡を見ながら、言いようのない喪 失感を覚えた。 近くのヌルデの木にはヨツキボシカミキリが発生していた。 【撮影データ】19/Jun/14 D7000+VR300F2.8,SP90MACRO,SIGNA10-20 |