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梅雨の海辺の虫


スナムグリヒョウタンゾウムシ(ゾウムシ科)
午後から海辺近くのカミキリのポイントに向かう。今シーズン2度目のチェック
になるが、お目当てのカミキリはまだ出ていない。ヌルデの葉にようやく1頭見
つけたのはヨツキボシカミキリ。黄色の班が薄いから、たぶんオスだろう。

アカガネサルハムシは頭が葉陰に隠れたまま撮影。
蝶はウラギンシジミアカタテハをチェック。

虫ウォッチングを続けていると、眼の前の枝に突然キビタキが止まって、すぐに
薮の中に消えて行った。

浜辺に出る。ハマヒルガオの花は殆ど終っていた。葉上に興味をそそる造形のイ
モムシがいてレンズを向ける。後の調査でイモキバガの幼虫と判明した。

残っているハマヒルガオをひとつひとつ丁寧に見てゆき、ようやく見つけたのが
スナムグリヒョウタンゾウムシ。ゆっくり花を食べているところだったが、しば
らく遊び相手になってもらうことにする。魚露目ショットをトリミング。

指に載せて海をバックに。ポトンと砂の上に落下して万事休す。すっかり砂に紛
れてしまって、二度と見つけることが出来なかった。スローライフを地でゆく浜
辺の小さなゾウムシである。

【撮影データ】16/Jun/14 D7000+VR300F2.8,SP90MACRO,DX35mmF1.8+Gyoro8