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六方田んぼに白鳥


コハクチョウ (カモ目カモ科)
朝8時半、六方田んぼ百合地地区を通りかかると、ちょうど2羽のコハクチョウ
が円山川方面から飛来し、左旋回しながら高度を下げて、冬季湛水田に降りた。
この2羽のコハクチョウが、今季の六方田んぼへの初飛来記録となるのだろう。
田んぼ上空を通過するグループは何度か目撃されたものの、これまで降りてこな
かった。同日夕刻、同じエリアにいる2羽を再確認。

翌早朝、小雨模様の朝ぼらけの中、広域農道を走りながら車窓からコハクチョウ
を確認。百合地交差点を左折して北側からコハクチョウを数えると、ありゃ、3
羽いるではないか。1羽増えたのかな?

家人を駅まで送り届けた後で田んぼに戻り、状況が分かった。畦道を挟んで南側
の堪水田に昨日飛来の2羽のコハクチョウ、北側に新しい3羽コハクチョウが相
対峙している。私の車が接近したことが引き金になったのか、にわかに両グルー
プの興奮度が高まってゆく。

2羽グループがコーコーと大きく鳴いて威嚇のポーズを見せると、3羽グループ
も負けじと声で応酬して水上で羽ばたきを繰り返す。やがて2羽グループが畦道
を飛び越えて3羽グループに合流すると、騒ぎは最高潮に達した。

翼を大きく開いたまま静止するのは、相手への威嚇のポーズに違いない。同じポ
ーズを後ろから見ると、羽根の中に空気を溜めて、大きく見せようとしているの
が分かる。正面対決。

騒動が収まると5羽のコハクチョウ*はお互いの存在を認め合った様子で、以降、
同じ田んぼで一緒に過ごすようになった。堤防の上から見た様子。巣塔では繁殖
期を迎えたコウノトリが滞在時間を長くしつつある。堤外では少年ノスリが相変
わらずの行動を繰り返している。

【撮影データ】07-08/Jan/14 六方田んぼ D7000+VR300F2.8,
                   *Nikon1V1+10-30mm