10月から始まったコハクチョウの渡りでは、六方田んぼ周辺で断続的に移動の グループが確認されたが、当地での越冬の気配がないまま年末を迎えた。私自身、 今季はまだコハクチョウをチェックできていなかったが、六方たんぼ上空を飛ぶ 群れにようやく巡りあった。 南に飛んだあと見失ったが、しばらく探して円山川**に浮かんでいるところを見 つけた。6羽の成鳥グループで、丁寧に水浴びと羽繕いを続けていた。 3羽揃って羽ばたくコハクチョウ。 やがて飛び立ちのタイミングを図るように、一列になって流域を短く行き来した あと、夕暮れの川面を北に飛び立った。六方田んぼ上空を一周したあと、北の空 へと消えて行った。 翌日、同じエリアをチェックしてみたがコハクチョウの姿はなく、カモが大きな 群れを作っていた、拡大してみるとトモエガモも多数混じっている。河川敷のヤ ナギの枝にはハイタカが潜んでいた。Nikon1で寄せたハイタカ*。 2日後、六方田んぼ北端の上空を10数羽のコハクチョウが円山川沿いに北に向 かった。市内で用事を済ませたあと、円山川に下りて休憩中のコハクチョウを確 認した。14羽の群れで、灰色の幼鳥が6羽混じっていた。 やがて飛び立ち、一旦北の空に上昇したあとUターンして南へ方向転換し、冠雪 した大岡山を背景に小さくなって行った。 翌週には、赤石地区の堪水田に8羽のコハクチョウが羽根を休めていた。幼鳥が 3羽混じっている。このグループもすぐに移動した模様。越冬組の登場が待ち遠 しい。 【撮影データ】17-19,25/Dec/13 円山川 D7000,*NikonV1+VR300F2.8,**SIMGA17-70 |