ナベヅル幼鳥飛来の情報を得て現場に向かう。長い田んぼのアプローチを伝いな がらポイントまで行ったが、見つけることができなかった。チョウゲンボウ若と しばらく遊び、田んぼを離れる。水辺ではオオバンの群れとハジロカイツブリを チェック。 午後遅くになって現地に向かった仲間から、ナベヅル捕捉中のコール。この日二 度目の出動となり、田んぼの中に立つナベヅル幼鳥と出会うことが出来た。 頭頸部は橙色の産毛のままで、当年生まれの子供が、渡りの途中、道に迷ったも のと思われた。正面顔。 ナベヅルにしては灰白色が強い印象があり、飛翔時の翼も羽縁の黒と灰色のコン トラストが目立つ。幼鳥なので識別は難しいらしいが、ツルの観察経験のある人 からはナベヅルとクロヅルの交雑種の可能性も囁かれている。 捕まえた餌を拡大して見るとケラのようだった。カエルやバッタのいなくなった 田んぼでは、ケラがよく鳥に食べられている。ナベヅル幼鳥ポートレート。 短く飛んで隣の田んぼに移ったところで観察終了。越冬地に辿り着いて、仲間と 再会できればよいのだが。 【撮影データ】08/Dec/13 京丹後市 D7000+VR300F2.8 |