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ヒシクイ飛来


亜種オオヒシクイとマガン (カモ目カモ科)
冷たい雨の降る朝、仲間のUさんを助手席に乗せて盆地内の冬鳥を見て回る。
円山川本流には、いつもの年に増して、カモがたくさん集まっている。カモのポ
イントである支流の出石川で湿地再生工事が行なわれているせいで、本流にカモ
が流れてきたのかもしれない。例年は少数派のトモエガモが、結構な群れで入っ
ているのが見えた。

下流の田んぼをまわると、マガンが7羽下りているのを見つけた。今シーズン最
多の群れである。情報を入れた別の仲間がチェックした時には、ヒシクイ1羽が
一緒になったと報告があった。

午後から再チェックに向かうと、円山川にマガン7羽と亜種オオヒシクイ1羽が
並んで浮かんでいるのを確認した。工事現場の監視船が近づいて群れが飛び立つ。

マガンに比べて、亜種オオヒシクイは一回り大きな体つきをしている。しばらく
旋回したあと、堤内の田んぼに下りた。雨が降るなか、採餌に集中してきた群れ
の警戒が緩み、少し近寄って8羽の混群を観察した。
亜種オオヒシクイのトリミング。

【撮影データ】12/Nov/13 D7000+VR300F2.8