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立冬ハヤブサ


マガン (ハヤブサ目ハヤブサ科)
11月7日の今日が、今年の立冬にあたるそうだ。天気図に冬型気圧配置が現れ
だし、降ったり止んだりの不安定な天気が始まる。

六方田んぼに冬鳥が集まりだすと、電柱にはハヤブサが常駐するようになる。
六方田んぼは冬のハヤブサレストランである。このところよく見かけるこの個体
はハヤブサ成鳥♀。♂に比べて大柄でシャープさが足りない。黄色の部分も薄い。

朝食を済ませたところだったか、まったりしてあくびまで見せた。ウォーキング
の人が近づいて飛び立った地面すれすれを飛んで小鳥を大慌てさせ、少し離れ
た鉄塔の上に再び落ち着いた。

円山川河川敷のヨシ原ではオオジュリンを観察した。先日同じ場所で標識調査を
していたバンダーKさんによれば、この秋はヨシ原の鳥が極端少ないそうだ。
鳥の餌となるカイガラムシがヨシにほとんど付いていないのが原因と分析されて
いた。何度か大水で高水敷が冠水したせいだろうか。

今回の観察でも、オオジュリンは虫を食べるのではなく、ミゾソバの花をついば
んでいた。

続いて出てきたのは、おなじホオジロ科のアオジ正面カット。
オオジュリンと同じように、ミゾソバの花をつまんでいた。

上空から雁の声がして見上げると、前日六方田んぼで確認した2羽のマガンが
下流へと向かって行った。

【撮影データ】07/Nov/13 D7000+VR300F2.8