ノビタキの秋の渡りが終わろうとしている。田んぼでは殆ど姿を見なくなり、円 山川沿いの草原で移動のグループが目につく程度。ノビタキを見ていたらひょっ こりホオアカが顔を出した。 自宅近くの田んぼにチュウヒが下りていた。下流域でよく見かける個体で、盆地 内の広い範囲で活動している様子。カラスに追われた後の寛ぎタイムを終えると、 ふわりと飛び立って、フラフラと不安定な低空パトロールをしながら北へ遠ざかっ て行った。 11月最初の三連休最終日、前日からの雨は午後になって上がった。六方田んぼ を巡回すれば、タゲリの20羽ほどの群れがカラスに追われていた。ようやく逃 れて田んぼに下りたところで観察モードに。仲間から先週末にタゲリ初認の報告 を受けたが、この日が私のシーズンの初認となった。 畦をこちらに寄って来ながら、途中でミミズを引っ張りだした。羽縁が白く冠羽 の短い幼鳥が多い。こちらは成鳥だろう。タゲリの群飛は見飽きることがない。 ハヤブサが飛び出して、タゲリは一目散に姿を隠してしまった。 近くで仲間がミヤマガラスの群れの中にコクマルガラス暗色型を見つけていた。 コクマルガラス飛びもの。夕方近くに再び雨となり、空気が冷え込んできた。 六方田んぼにタゲリがやって来れば、冬の足音が聞こえてくる。 【撮影データ】31/Oct,04/Nov/13 D7000+VR300F2.8 |