雨が上がってさわやかな青空となった。海に出てみる。ようやく波もおさまって 穏やかに広がっている。岩場でミユビシギの単独個体と出会う。じっとカメラを 構えていると、どんどん近くに寄ってくる。伸びをした。 砂浜に見慣れないシギがいた。警戒心のない連中で3羽で行動中。漂着物をひっ くり返しては下に潜んでいる虫を捕まえる。その仕草でピンと来た。春の海では お馴染みでも、秋の海では出会う頻度の少ないこのシギはキョウジョシギ。すべ て幼鳥と思われる。トレードマークの赤い色が無いと、ずいぶんと違ったイメー ジの鳥に見える。英名の"Turnstone"は「石をひっくり返す」の意味。その名の 通り、次々に漂着物をひっくり返していた。 翼を広げるとキョウジョシギの特徴が明らかである。 キョウジョシギ図鑑写真 キョウジョシギの飛翔 水浴から上がったばかりのこのシギは、トウネンだろうと思う。 羽ばたいたところ。 シロチドリは10羽ほどの群れを見かけた。 アゲハチョウが塩水を吸い上げながら、お尻から水を排出する行動を見せた。 沖では蜃気楼が立っていた。 盆地に戻って川沿いをチェック。出石川にはコウノトリ*が群れていた。空は秋 のものだ。河原でホバリングするギンヤンマを狙ってみるも、後ろ姿で残念。 【撮影データ】09/Sep/13 D7000+VR300F2.8,*SIGMA17-70 |