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里山の昆虫2


ゴマダラチョウ(タテハチョウ科)
前回から2週間ぶりの里山観察。活動時間のピークを狙って、一番暑い2時に登
り始める。前夜の大雨でぬかるんでいるものの、山はスポンジのように雨水を吸
い込んでいる。

30分の登りで到着した山頂は、風が吹いて汗がみるみる引いてゆく。山頂の周
囲を何種類かのアゲハチョウが飛び回っている。しばらく観察を続けてみるが、
お目当てのオオムラサキの気配がない。他の蝶が領空内に入れば、すかさずスク
ランブルをかけてくるのに、まったくその様子もない。

エノキによく止まりにきていたのはゴマダラチョウ。前回もゴマダラチョウが山
頂でテリ張りしていたが、2週間経っても様子は同じだった。キアゲハもエノキ
に止まる。ゴマダラチョウとキアゲハ。

突然「ピックィ〜・ピックィ〜」の鳴き声に上空を見あげれば、サシバが2羽、
旋回を繰り返していた。サシバ飛翔カットトビに執拗なモビングを仕掛けられ
ていた。

前回に続き、桜の幹でヤツメカミキリ*の交尾ペアを見つけた。前から*ムカデがヤツメカミキリに向かって行ったがすぐに方向を変え、それ以上のこと
は起きなかった。

下山時に倒木のキノコを見て回る。
ヒメオビオオキノコ**にレンズを向ける。

路傍の細い横枝でアブラゼミが羽化の終盤に入っているのに出くわした。
魚露目でアブラゼミ羽化*。

下山を終える手前で、トレッキングポールを持った年配男性が登ってきた。
「暑いですなあ」と言葉を交わしてすれ違う。4時半に下山。

【撮影データ】01/Aug/13 D7000+VR300F2.8,*DX35mm+Gyoro8
            **TAMRON SP90MACRO,***WG-3