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山に閑古鳥が鳴く頃


カッコウ(カッコウ目カッコウ科)
今シーズン、林道の北端エリアで聞いたヤイロチョウの声。そろそろ夏鳥も終わ
りの季節になるので、もう一度チェックに出向いた。同じ場所で、やはりヤイロ
チョウの「頬変」ソングが聞こえる。谷の深いところから聞こえてくる声は、移
動しながらかなり近づいてきたが、結局姿を見せることなく、声もぱったりと止
んでしまってそれきり。

林道の最高地点エアリ、見下げの斜面では、複数のカッコウの争うような声がブ
ナの梢の中から聞こえてくる。斜面の上からもカッコウが飛び込んで、なにやら
複雑な事情が起こっている様子。カッコウと鳴いたから、これはカッコウに間違
いなし。

見晴らしのよい枝に止まったカッコウ。しばらく谷を眺めていたが、その方向め
がけて飛び出して行った。7月に入れば山も閑古鳥が鳴くばかりだ。

ゼフィルスの卍飛翔を見ながら林道を行く。少し高度を下げたところで、青虫を
くわえたオオルリが小さくぐぜっていた。私が車を止めた付近に巣があって、ヒ
ナに餌を渡そうとしていたのだろう。

帰路、別の山に寄り道する。キイロクチキムシを見つけた。全身黄色の美しい甲
虫だ。魚露目でも撮っておく。
脚の付け根まで黄色い*
顔つきはこんなの*


【撮影データ】28/Jun/13 D7000+VR300F2.8,*DX35mm+Gyoro8