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ヨツキボシカミキリ


ヨツキボシカミキリ(カミキリムシ科)
母校の裏山が神武山である。市内にぽっこり出た小山は、昔は山城が築かれてい
た。桜の季節の花見で麓の公園には何度か来たが、山頂まで歩いて回るのは随分
久しぶりだ。シカの食害のない林床は緑で、盆地の回りの里山林床がことごとく
緑を失った今となっては、この当たり前の山の姿が新鮮に見える。

オニグルミの木ではヨコヅナサシガメがクルミハムシの体液を吸っているところ
に出くわした。引いた写真ではこんな環境。クルミハムシの幼虫も見える。

クズの蔓にオジロアシナガゾウムシが出ていた。ホタルブクロが咲き出しており、
何気に花を覗いてみると小さなゾウムシが潜んでいた。コバンゾウムシの仲間で
あることまでは分かったが、類似種がいくつかいて同定が難しい。
虫屋のUさんの検討結果ではカミヤコバンゾウムシの可能性が大とのこと。

午後からは山に向かった。Uさんにピンポイントで教わったヌルデの幼木をチェ
ックすれば、葉裏にお目当てのヨツキボシカミキリ*が見つかった。

生息環境
生息環境 その2
横から顔を入れて
色が薄いのは♂だろうか
飛び立ちの瞬間

【撮影データ】11/Jun/13 豊岡市 D7000+DX35mmF1.8xGyoro8,*SP90MACRO