シーズン最初の林道巡回は少し長めのコースをとって、あちこちの様子を見て回 る。雪が少ない冬だったけど、まだ北斜面の陰には小さな雪の塊が残っている。 そんな場所の近くにはサンカヨウの白い花が咲いていた。 オオルリが最初の相手になってくれた。前から。近くで囀る。 道端のヤマドリと至近距離で目があう。レンズを出す前に反対側の飛んで、林の 中をガサガサとヤマドリは逃げてゆく。 アカショウビンの声に反応して、しばらくブナ林で時間を過ごす。ブナの枝で囀 るアカショウビン。3羽以上の興奮した鳴き交わしが聞こえ、どうやら渡ってき て間もないグループが、繁殖ペアを争っているように思えた。複数箇所でアカシ ョウビンの声を確認。この鳥も徐々に数を増やしてきているように思う。 アカショウビン待ちで車内で待機している最中、目の前のカエデの枝中に1羽の 鳥が飛び込んできた。準備する間もなくレンスを向けてシャッターだけ切った。 4回切って飛び去った鳥はジュウイチ若だった。いつも遠くの枝先で見るだけの ジュウイチを、思いがけなく近い距離で観察できてラッキーだった。 【撮影データ】21/May/13 D7000+VR300F2.8x1.4 |