海岸沿いの田んぼにも水が入って、タカブシギやアオアシシギが餌採りに来てい る。アオアシシギは大きなドジョウを捕まえたところだった。 浜沿いの林はヒヨドリやツグミが賑やかに集まっており、その喧騒に混じって美 しい囀りが聞こえる。「キョロン・チー」のフレーズは奥山のマミジロを彷彿さ せるがリズムが少し違う。声の主を探すと、腹の赤い鳥が双眼鏡に入った。マミ チャジナイによく似ているけど、顔に白い班が出ていないところを見れば、アカ ハラのようだった。これまで縁のなかった1種の初認となった。やがて飛んで、 少し離れた林の中に逃げ込んで行った。 雷雨が激しさを増し、雨雲が通過するのを待っつ。雨が上がると、林の中が一斉 に鳥の声で賑やかになる。踏み込んでみると、ヒヨドリ、ツグミ、アカハラの声 に混じって、ヒレンジャクの姿がチラと見えた。 アプローチの緑地には、地域の方が植えたのだろう、終わりがけのスイセンに混 じってハナニラの咲く一画があって目を引いた。 農地にはノビタキがまだ残っていた。これでこの春のノビタキは見納めだろうと 思う。 【撮影データ】26/Apr/13 京丹後市 D7000+VR300F2.8 |