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春の嵐


チュウヒ(タカ目タカ科)
4月第1週。満開の市内のソメイヨシノは、木曜と金曜が花見日和となった。
その週末は双子の低気圧が日本海を北上し、全国各地で被害の出る春の嵐となっ
た。週末の花見をアテにしていた向きには、荒れ模様が恨めしい。土曜日、居間
でごろごろ過ごしていると庭にシメ*がやってきたので、サッシのガラス越しに
記念撮影。もう1カット*。いずれもノートリミング。

夜の暴風を警戒したが、さほどのことでもなく、翌日の日曜日の午後にかけて荒
れた天気となった。日曜の朝、六方田んぼを流しながら、亡くなった池田さんの
ことを思い出していた。百合地巣塔でコウノトリの繁殖行動を一緒に観察してい
て、近くの堪水田にホウロクシギが舞い降りたシーン。あの時のホウロクシギの
写真を見るたびに、池田さんを思い出す。

と、まったく偶然のことだったのだが、新しい堪水田にホウロクシギが降りてい
るのを見つけた。市街の神武山の桜を入れて撮る。トリミングのホウロクシギ。

水路沿いにノビタキを見かける。円山川に浮かんだカモの中にシマアジを2ペア
見つけた。河川敷まで降りると警戒されて飛んでしまった。

仲間が先に見つけて知らせてくれたヒシクイ2羽に出会った。
ダウンストロークでもう1枚。

突然チュウヒが現れて、フラフラと河川敷を飛び回って消えた。少し時間を置い
て今度は堤内にチュウヒが現れた。どうやら、豊岡盆地流域で越冬した1羽のよ
うだ。田んぼに降りたのを確認したので近づくと、どうやらトビの獲物を横取り
しようとしていた様子。(トップ写真)

トビと空中戦を交え、なんどか餌への接近を試みたが、トビ軍団の勢力が勝った。
諦めてどこかへ消えて行った。

六方田んぼに戻ると、イソシギタカブシギタシギなどが堪水田に入っていた。
風雨の強い日曜の午後であったが、結構濃い鳥見ができた。

【撮影データ】06-07/Apr/13 豊岡市 D7000+VR300F2.8,*ED600F5.6