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コハクとヒシクイ


ヒシクイ(カモ目カモ科)
2月23日の六方田んぼ百合地エリアのコハクチョウは、これまでの17羽に新
たな7羽が合流して、全部で24羽の群れとなっていた。北帰行の時期、豊岡盆
地はコハクチョウの群れでひと時にぎやかになる。

翌2月24日にはコハクチョウの群れはさらに膨らんで、30羽を数えたと観察
した仲間から報告があった。2月25日の午前、その30羽を見ようと餌場に立
ち寄ると、雪の舞う中、コハクチョウ*が一所に寄っていた。
同じシーンの別カット。

同日の午後、帰宅時にもう一度朝の餌場に立ち寄る。コハクチョウは相変わらず
餌を食べており、その横を車に乗ったまま通り過ぎる。助手席の妻が、前方を指
して「あれは何」と尋ねる。目をやったと同時に4羽の雁であることがわかり、
双眼鏡を当ててヒシクイと識別した。

午前は居なかったから、この午後に飛来したものと思われた。アプローチすると
50mくらいの距離で飛んで、しばらく旋回した後にコハクチョウの群れの近く
に降り立ち、やがて合流した。

妻に運転を任せ、助手席から群れにゆっくりアプローチ。先ほどは強い警戒心を
見せたヒシクイも、コハクチョウの群れに紛れると落ち着きをみせ、適当な距離
からコハクチョウとヒシクイの混群カットを撮らせてくれた。

ヒシクイが再び堪水田に入ったので、低い位置から4羽のヒシクイを狙う。水面
目線からの水鳥の写真が私は好きである。散歩中にコハクチョウの群れに近づい
た爺さんがこちらに歩いてきて、「あれは何」と尋ねるので雁だと答える。爺さ
んは畦道をそのまま進み、左に2回折れてヒシクイに近づいてゆく。低い位置の
ままシャッターチャンスを待つ。飛び立ちそして上昇。

コハクチョウのいくつかのカット。
飛び立ちの滑水
飛行中
着地
小競り合い

【撮影データ】25/Feb/13 豊岡盆地 D7000+VR300F2.8,*VR18-200