トップろっぽうフィールド日記>このページ

立春の紅


ベニマシコ(スズメ目アトリ科)
河川敷の目立つ場所にホオジロ♀がポーズをとっていたのでシャッターを切る。
仲間からコールがあって合流。先ほどまでベニマシコがいたという。別れてから
近くの荒地を散策してみた。

「カカッ」と小石をぶつけるように鳴いて、ジョウビタキ♀が飛び出して尾羽を
プルルと上下に振った。

少し離れた場所から、ベニマシコの「フィッフィッホ」の声が聞こえてきた。場
所を特定し、抜き足で寄れるところまで寄る。4羽のベニマシコの群れがいた。
赤い♂が2羽、色の薄い若♂が1羽、♀が1羽。

込み入った枝中からなかなか出てこないベニマシコ。辛抱強くじっと動かずに待
ち、ようやく枝先に出てきた。ベニマシコ♂ベニマシコ若♂正面から見た♂の顔は猿子(ましこ)の雰囲気をよく伝える。

トリミングによる図鑑カット。
ベニマシコ♂
ベニマシコ若♂
ベニマシコ♀

ベニマシコがブッシュに隠れると、賑やかにエナガの群れが通過して行った。
エナガ図鑑カット。

場所を移動すると、ハチジョウツグミと出会った。寄るチャンスもなく飛んで
しまった。

上がり前に六方田んぼに立ち寄れば、ちょうど円山川からコハクチョウの群れ
が入ってきて、何度か旋回を続けた。コハクチョウの群れは17羽を数え、前
月からこの数の群れで固定している様子。六方田んぼに降りるかと思って見上
げていたが、コハクチョウは向きを南に変えて遠ざかって行った。

翌日2月4日は立春。冬も終わりがけになって、ようやく紅い鳥と出会った。
春がゆっくり近寄ってくる。

【撮影データ】03/Feb/13 D7000+VR300F2.8