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大寒の候


ハクセキレイ (スズメ目セキレイ科)
ちょうど1年前の今頃、大寒波の前触れで雪が積もり始めていた。やがて2月に
は1m超えの大雪となったのだが、今年もこれから大寒波がやってくるのかもし
れない。

大寒にあたった日曜日、午前中は田んぼの学校で冬鳥観察。コウノトリの郷公園
内を散策したが、冬鳥の姿はほとんど見られない。これは昨年と同じ傾向である。
鳥たちに、一体どういった理由があるのか。ひょっとしたらこれからの大雪を予
感して当地への飛来を避けているのだろうか。不安がよぎる。

午後から田んぼを巡回。六方田んぼにタゲリの小群を見つける。
着地前のカット。

堤外には警戒心の薄いノスリがしばし相手をしてくれる。田んぼにコウノトリが
見えたので近づけば、捕えたザリガニを飲み込もうとしているところだった。

ミヤマガラスの群れに注意を向けると、やっぱりコクマルガラス暗色型が紛れ込
んでいるのだった。

林縁でシロハラと出会うが、1カットですぐに隠れてしまった。西日に照らされた
田んぼの畦にいたタヒバリを見ていたら、赤い顔したやつが混じっていて、こいつ
はムネアカタヒバリかな?

湿地を歩いていたハクセキレイにレンズを向けると、黒い過眼線が欠落している
亜種ホオジロハクセキレイのようだった。ハクセキレイの部分白化かもしれない
けど。

面白いものに出会うこともなく、大寒の一日が暮れる。

【撮影データ】20/Jan/13 豊岡盆地 D7000+VR300F2.8