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雪の年の瀬


ノスリ (タカ目タカ科)
12月になって2度目の強い寒波が襲来し、天皇誕生日の祝日を挟んだ三連休
は断続的に雪が降り続いた。

1週間前は1羽だったコハクチョウ、この週末には6羽となって河谷湛水田で
過ごしていた。円山川堤外では大柄なノスリを遠くに見かけたのと、その隣り
にはアトリの群れが止っていた。

日曜日の午前中は日が射した。堤外のヤナギに若いノスリがいたので、しばら
く遊んでもらう。見下ろしの飛び出しカットは、下からの白い姿とは違った、
ノスリのワイルドな一面が垣間見える。別のヤナギでのノスリポートレート。
その枝からの飛び出し。

ノスリが上流に飛び去ると、川面の上空にミサゴが現れてホバリングを開始。
ザバ〜ンと足から水に突っ込むと、大物を掴んだようで、翼を水面に広げても
がく魚に負けないよう浮力をキープする。水中では、足を使って魚の息の根を
止める努力を続けているはずだ。

ややあって、ミサゴが水面から飛び立った。足に大きなフナをぶら下げたまま
重そうにゆっくりと上昇し、旋回して上流に向かうときには、前後に開いた足
で獲物を安定的に固定して飛んで行った。

下流域も巡回チェックしたが、めぼしい相手は見当たらず。水門の排水路での
んびりしていたカイツブリとオオバンを驚かせたくらいだった。

百合地巣塔下の水路では、繁殖期に入ったコウノトリのペアが揃って餌を探し
歩いていた。午後から天気は下って、日が落ちるとまとまった雪になった。

【撮影データ】22-23/Dec/12 豊岡盆地 D7000+VR300F2.8(x1.4)