お盆が過ぎると、極早稲米のハナエチゼンの収穫が始まる。ついこの間まで緑 だった田んぼの風景は黄色く変わってゆく。ハナエチゼンの次は酒米の五百万 石が、9月中旬にはコシヒカリが一斉に収穫される。僅かに残った湛水田には ダイサギやチュウサギが集まってきている。 稲穂の中にコウノトリがいた。泥の中から何か捕まえては食べている。農作業 の軽トラが近づき、至近距離で飛んだ。近くにいた連れ合いと合流し、畦のバ ッタを食べ続けているようだった。 舗装道にツバメの群れが下りており、少し休んでは一斉に飛び立つ。近くの田 畑に固執して採餌しており、虫が湧いている場所にツバメが集中している様子 だった。群はツバメとコシアカツバメの2種類の混成。おそらく南下中の旅の グループなのだろう。 苅田にケリがいた。最近、当地でケリの数が減ってきたように感じる。豊岡 盆地は繁殖するには暑過ぎるのかもしれない? 近くからレンズを向けられ、 すぐに飛んで仲間のそばに行ってしまった。 【撮影データ】 01-02/Sep/12 豊岡盆地 D90+VR300F2.8 |