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晩夏の海


ソリハシシギ、メダイチドリ (チドリ目)
9月に入った。残暑はまだまだ厳しいが、秋の気配は着実に忍び寄っている。
海水浴の看板が下りた海に、久しぶりに出てみる。潮位が高くうねりの出た海
は夏を惜しむ人が水遊び。

散策したエリアにはシギチの姿を見つけられず、スナガニが人の接近でフリー
ズしていた。丘陵にはトウテイランやセンニンソウが花を付ける、この時期の
見慣れた海岸風景。海に出るアプローチではキオビベッコウをチェックした。

翌日も朝から海に出る。アプローチ終点の案内板のイソヒヨドリが飛び出した。
海は青く*、潮位も波も前日より下がっている。波打ち際にキス釣りが並ぶのも
この時期。私とキス釣りの間に挟まれてシギチを見つけた。(トップ写真)
ソリハシシギ1羽、メダイチドリ2羽トウネン1羽メダイチドリ図鑑写真シロチドリの一団が飛び立ち、離れた位置に降りる。特徴的な鳴き声で海を見
ると、チュウシャクシギが2羽飛んでいた。降りた位置を確認し、先ほどまで
観察していたあたりまで取って返す。相変わらず警戒心の強い鳥で、50mほ
ど寄ったところで飛ばれてしまった。飛ぶ前のチュウシャクシギムナグロかダイゼンか迷うのが1羽いた。場所的にはダイゼンだけど色目はム
ナグロっぽい。飛んだときの脇の下の黒がチェックできなかったので、未同定
としておく。ミサゴが暑そうに漁に出て行った。

【撮影データ】 01-02/Sep/12 箱石海岸 D90+VR300F2.8,*SIGMA17-70