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市街地のスズミ


スズミグモ* (コガネグモ科)
市街地に住む仲間の自宅近くの墓地で、スズミグモが2個体確認された。7月
終りに墓の草刈をしていて偶然見つけたのだという。盆過ぎの37℃近くまで
上がった暑い午後、もう一人の仲間も集まって3人でスズミグモ撮影会を敢行。

トップ写真は60mmMacroで撮ったもの。こちらのスズミグモ**は仲間の105mm
Macroを借りて撮影。レンズの違いによるボケ味の差をチェックする。
生息環境***を魚眼レンズで残しておく。右上が墓地。スズミグモはカエデの
木に網を張っている。網の下から魚露目で見上げる****。

すぐ隣りに別のスズミグモ*がいて、こちらは隠れ帯を出した網の上で卵のう
を守っている。こちらのスズミグモ**の方が赤味が強く、先の個体より体は小
さいが見栄えがする。

スズミグモは南方系のクモで、但馬地方では最近になって目撃数が増えてきて
いる。市街地で2個体まとまって見つかったことで、調べればもっとたくさん
の個体数が確認される可能性を示唆している。やはり温暖化とセットで考える
べき生きものだろう。

スズミグモ撮影会の後、田んぼを一回りする。数少ない湛水田でタカブシギを
確認(コーナーに2羽写っている)。徒歩で近づくと、田んぼの中から7羽の
タカブシギが飛んだ。ピピピピと鳴きながら南へ飛び去った。

【撮影データ】 16/Aug/12 豊岡盆地 D90+VR300F2.8,*60mmMacro,
                  **105mmMacro,***sigma10mmFE,
                  ****DX35mm+Gyoro8