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オオムラサキ


オオムラサキ (タテハチョウ科)
7月第三日曜日。午前中は田んぼの学校で川遊び。午後の後半、思い立って里
山に登ってみた。汗だくで着いた山頂は、風が吹き抜けていて気持ちよい。

16時を過ぎるころ、お目当てのオオムラサキの占有飛翔が俄かに活発化する。
サクラの枝先で構えるオオムラサキ。ヒノキの枝先で構えるオオムラサキ。
ときどき近くの見下ろしの枝に止るときがシャッターチャンス。領空内に侵入
者が入ると緊急スクランブル発進。このシーンは速くていつもブレてしまう。

離れたところでオオムラサキ同士の追尾飛翔が始まった。何とかフレームに入っ
たのをトリミング。ブンブンと追いかけ回す様子は迫力がある。

このときの観察では、少なくとも4頭のオオムラサキ♂が山頂エリアにいた。
せっかくの機会なので、虫屋のUさんに携帯コール。ほどなく山頂で合流して
しばらく一緒に観察を続けた。

巣箱に止っていたのはエダナナフシ*。捕まえてアップで撮ろうとしたが逃げ足
が早い。テーブルの下に逃げ込んだところを接写。ひょうきん顔*をしている。
石鳥居に止ったのはヒメアカタテハ。

日が傾くとオオムラサキの活動も鈍くなり、枝の上でじっとしている時間が長く
なった。西日の六方田んぼ*を見下ろしながら山頂を後にする。
この二日後の7月17日、近畿地方の梅雨明けが宣言された。

【撮影データ】 15/Jul/12 豊岡市 D90+*VR300F2.8,*SIGMA10mmFE