夕方活動を開始する蝶を求めて山に上がる。マニアには既知のポイントらしく 県外ナンバーの採集者がチラホラ。目的の蝶を待ちながら、イラクサ科のカラ ムシの葉上にラミーカミキリを見つけた。よくみると周りに沢山いる。 我が家の周りにもいるはずであるが、その気になって歩いて観察しないものだ からすっかり御無沙汰になっていた。ラミーカミキリのデザインはユニークだ。 私は「燕尾服を着たタモリ」と称している。 ラミーカミキリは警戒心の強い虫だ。短いレンズで寄ろうとすると、その前に 必ず飛ばれてしまう。仕方ないのですべて300ミリの望遠で狙った。夕方の 暗さの中で飛翔シーンも不発。 散策していると目の前をアナグマが遠ざかってゆく。コーナーを曲がったとこ ろで目があって、相手は側溝に逃げ込んだ。十分距離を置いた位置で待機する と安心して出てきた。軽トラの横に出てきたアナグマは、体を爪で一掻きした あと遠ざかっていった。アナグマのポートレート。 結局お目当ての蝶は現われず、コナラの高い位置でミズイロオナガシジミらし きゼフがテリ張り飛翔するのを見ただけで下山。マダニのお土産付きで。 【撮影データ】 23/Jun/12 D90+VR300F2.8 |