朝の林道を行く。見下ろす草原に小鹿が一頭。 ブナの古木に飛来したのはホトトギス。レンズを構えなおしたら飛ばれてしま った。そのまま待機すると再び飛来。相変わらず逆光ポジションにしかとまっ てくれないホトトギス。 昨年のアカショウビンのポイントは全く気配なし。キビタキとクロツグミが囀 るばかり。足元に止ったヒメウラナミジャノメ*を魚眼で撮っておく。 昨年と同じ急傾斜の法面の高い位置に、終わりかけのササユリを見つけた。 水場の折り返し点でしばらく観察を続ける。ゼフィルスの卍飛翔が始まったの で、定位置に落ち着くのを待ってレンズを向けた。小さな沢沿いの高い枝先に 止るので、思うような写真が撮れない。ジョウザンミドリシジミの可能性が一 番高かったが、お昼前の活動時間帯、高枝の定位置を考慮するとエゾミドリシ ジミの線もある。後翅裏面の橙色の形からジョウザンミドリシジミとした。 もう1枚。結局、開翅の表面は撮れずじまい。 (※同定ミスの場合はご一報下さい) 沢沿いの葉上で休んでいるのはアサヒナカワトンボ♀かな。 こちらはアサヒナカワトンボ♂。 戻り道、朝方見かけた野良猫と再び会った。誰かが山で捨てたのか、里の野良 が山に上がったのか、痩せこけた野良が恨めしそうにこちらを見た。 【撮影データ】 23/Jun/12 D90+VR300F2.8,*SIGMA10mmFE |