蝶好きの仲間からのコールを寝床の中で聞いた。どうせ雨だからと朝寝坊を決 め込んでいたが、チョウチョ遊びにこの程度の雨は大きな支障にならないらし い。寝坊を中断し、仲間の待つポイントへ向かった。もう一人の仲間と一緒に、 一戦交えて休憩中のところに合流。 時々止み間が出るが、小雨は断続的に降り続き、梅雨らしい空模様である。 3人で行動再開。アカシジミ**のボロをさっそく見つけ、300mmで寄せて撮る。 タモ網用の伸縮竿を伸ばしてナラガシワの枝をビーティングすれば、葉裏で休 んでいたチョウチョが飛び出る。ウスイロオナガシジミは初物。レンズを魚眼 に変えてウスイロオナガシジミ*。 ミズイロオナガシジミは馴染みの蝶だが、この時期に観察するのは初めてのよ うな気がする。午後からの別ポイントでもミズイロオナガシジミに出会った。 雨滴のアクセントが美しいミズイロオナガシジミ。 今回初物のゼフィルス2種。ウラジロミドリシジミの閉じた翅は地味。それゆえに 青みを帯びた大きな目が魅力的だ。最後にチェックしたヒロオビミドリシジミ。 マクロで寄る前に逃げられてしまった。 桜の木はサクランボ**をいっぱい付けている。 空き地で帰化種のワルナスビが茎にトゲトゲを隠している。 昨年までは梅雨明けを待ってゼフィルスを追いかけていたが、6月中旬にはも うシーズン・インであることを知った。雨が続くので開翅シーンにはなかなか 巡り合えないけど、夏鳥シーズンも終盤になるこの季節の遊び相手チェンジに はもってこいかもしれない。 【撮影データ】 16/Jun/12 D90+Micro60mm,*SIGMA10mmFE,**VR300mmF2.8 |