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荒れ模様の週末


チュウサギ (コウノトリ目サギ科/Intermediate Egret)
強風の荒れた週末になったが、土曜日の夕刻まではなんとか天気が持った。
海辺の様子を見にゆく。盆地内では姿が見えなくなったがノビタキの5〜6羽
の群がいた。オス*はいずれも夏羽に換っており、メス*の数が少し多いように
見えた。次の中継地への旅に備えて湛水田で採餌*を続けていた。

農道で待機していると、すぐ近くでヒバリが砂浴び*を始めた。長い時間をか
けて何度も繰り返し砂を浴びた。頭を洗っている*ところ。別の1羽*が寄って
来て交尾でも始めるのかと思いきや、威嚇のような仕草をみせてから、少し離
れた場所で自分も砂浴びを始めた。
砂浴びの様子をスローモーション動画で撮る。




殆ど散ってしまった公園のサクラの近くにツグミがいた。
外海は静でウミネコシロエリオオハムを観察した程度。シギチの姿は見当た
らなかった。ミサゴが沖でダイブするのを見たが、このときの漁は失敗だった。

日曜日は朝から雨と強風。午後遅くに少し弱まったので、フィールドを一回り
してみる。円山川堤外ではカラシナの黄色が目立ちだし、そんな河原の風景に
名残りのツグミがいる。対岸のケヤキ林は芽吹きが始まり、サギのコロニーが
今年もここに出来るようだ。オオヨシキリの声はまだ聞こえない。

六方田んぼではチュウサギを初認。(トップ写真) 時おり強まる強風に煽ら
れて背中の飾り羽根がなびいた。
日が落ちて強風はようやく収まってきたが、さっぱりの週末だった。

【撮影データ】 21-22/Apr/12 D90+VR300F2.8(x1.4),
               *Nikon1V1+VR300F2.8(x1.4)