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春が始まる


ノビタキ* (スズメ目ツグミ科/Stonechat)
4月1日、今年の4月は日曜日で始まった。天気は回復せず、気温も下がって
時雨模様。百合地の湛水田では、ヒドリガモの群れにアメリカヒドリを見つけ
た。畦を越えるアメリカヒドリ。畦に上がってしきりにくちばしを這わせてい
た。アメリカヒドリ図鑑写真。

シマアジを追いかけているカメラマンをよそ目に、愛想のよいツルシギをドア
ップで撮り残しておく。

お昼を挟んで親戚の葬儀に参列後、午後後半のフィールドへ。この頃になって
ようやく雨も上がった。伊豆地区では電柱のノスリとしばらく遊ぶ。頭掻き。
高速連写で飛び出しを狙うが、左端を縦トリミングした最初のカットがコレ。

畦道にはツクシ**がいつのまにか大きくなって、緑の田んぼにはツグミが虫を
食べにきている。冬の間はまったく見なかったツグミは、いったいどこから湧
いてきたかと思うほど、田んぼのあちこちで群れで見られる。

水路を覗けば、クサシギが石の上で休んでいた。

夕方の上がり際、車の前方を小さな鳥が左から右へ横切って飛んだ。瞬間、鳥
の名前が浮かんだが、果たしてその通りのノビタキ♀*だった。ノビタキ初認
は大概♂と決まっているが、今回の目撃は♀1羽。近くに旅の仲間がいたのか
も知れないが、この時はすぐに飛んでしまって以降の観察が叶わなかった。

自宅近くの田んぼでコウノトリ*、すっかりヤナギが伐採されて殺風景に変わっ
てしまった六方川でヌートリア*を見ながら帰宅。

ノビタキが飛来して、六方田んぼの春が始まった。

【撮影データ】 01/Apr/12 Nikon1V1+VR300F2.8x1.4,
              *D90+VR300F2.8x1.4,**sigma10mmFE