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長元坊と遊ぶ

チョウゲンボウ♀
チョウゲンボウ (タカ目ハヤブサ科/Kestrel)
午後からは予報どおりの雷雨となった。円山川河川敷の荒地でチョウゲンボウ
を見つけた。メスタイプだ。雨は時おり強く降ったが、止み間もときどき出る。
こんな写真はいくら撮っても詰まらないので、動きのあるシーンをじっくり狙
うことに。

突然苦しそうな様子を見せ、口からペリットを吐き出した。ペリットから餌を
分析してみるのも面白いが、ブッシュの中と雨で、回収は諦めた。
飛び出す直前飛び出したところ止まる直前。

再び飛び出し旋回してホバリング。このシーケンスを幾度か見せてくれて
堪能した。獲物を見つけて地上に急降下するが、2時間ほど続けた観察中、一
度も捕獲に成功することがなかった。相手が1枚上手か、このチョウゲンボウ
が経験の浅い若鳥だったか。あるいは、ブッシュで見えないだけで、小さな虫
などをその場で口に入れていたかも知れない。

長らく同じエリアで活動していたチョウゲンボウが、飛んで離れて行ったのを
契機に観察終了。近くでノスリが地上に下りたのを狙った。色黒の個体だが、
翼の重なりが美しい。

川ではミコアイサ♀を見つけた。昨年3月初めにも、このエリアでミコアイサ
を観察しているから、北帰行の中継地点になっているのだろう。白いオスとの
出会いを期待しておこう。ノイジーだがミコアイサ♀のパタパタ。

夕方回った六方田んぼ、いつもの場所でコハクチョウ5羽*が餌採りに夢中であっ
た。田んぼに緑が増えだし、彼らの渡去も近い。

【撮影データ】 11/Feb/09 円山川 D90+VR300F2.8x1.4,*VR18-200