早朝の河原は朝霧の中。前方の低い枝にモズを確認。どうも動きが妙だ。近づ くほどに状況が明らかになった。くわえた獲物はハタネズミ。ノスリ、ケアシ ノスリ、コミミズクたちがハタネズミを捕食する場面をこれまで観察してきた が、モズが狩った場面は初めて見る。ハタネズミの体長は、ほとんどモズと同 じくらいだ。鳥なら体重は軽いが、これだけのネズミはモズにとっては重量物 に違いない。 くちばしで何度も空中にネズミを持ち上げては枝にぶつける行動は、おそらく 「はやにえ」の串刺しを試みていたのではないかと想像した。うまく刺さらな いのと、さすがに重量上げに疲れたと見え、足でネズミを掴んでひと呼吸おく と、重そうにぶらさげて下のブッシュに飛び込んでいった。 霧の円山川ではカモが飛び、ここをねぐらにしているコハクチョウが餌場への 飛び立ちに備えている。霧が晴れるとミサゴが狩にやってきた。 提内の田んぼではタゲリ、アトリにレンズを向ける。 【撮影データ】 04/Jan/09 円山川 D90+VR300F2.8x1.4 |