我が家の屋外でクモを相手に夜間撮影のトレーニング中だ。ストロボを本体か ら離し、照射方向や光量を変えながら撮影効果をチェックしている。単調にな りがちなストロボ撮影に、光と影のコントロールを加える。暗闇の生き物をい かにリアルに立体感を持って表現できるか、試行錯誤は今後も続く。 トップ写真はコガネグモspの幼体。今年生まれの新子はこのような体つきのま ま冬越しをし、来年の夏には黄と黒のストライプ模様になる。成体になるまで コガネグモかチュウガタコガネグモかの識別が難しい。 Blogには何度も登場願ったマネキグモ。こいつは小さいながら形がユニークな ので、ストロボワークの練習台としてついつい選んでしまう。発達した第一脚 で糸を手繰る動作が、手招きしているように見えることからの命名。 これは玄関脇にいつもいるオオヒメグモ(たぶん)。友人のクモ山人氏からは 「生殖器を見るまでは同定を避ける」と申し渡された写真。クモの世界はかく もディープなものなのだ。 このオオヒメグモ(たぶん)の網に居候している仁丹粒大のクモ。マクロで拡 大してみるとなかなかユニークな形をしたシロカネイソウロウグモだ。同じよ うな銀ピカの腹を持ったギンメッキゴミグモが、マネキグモの隣で網を張って いた。銀ピカの秘密は、虫への誘引ということなのだろうか… 【撮影データ】豊岡市 15-16/Oct/05 E-1+ZUIKO-D ED50mmF2.0 MACRO |