「管理責任」を盾に、円山川河川敷へ通ずる道は車止めのゲートでことごとく 封鎖されてしまっている。人が川に近寄れないようにしながら、親水公園と称 したくだらない造園施設に無駄金を投じ、そこは人が寄り付きもせず荒れ放題。 自然の川に人を近寄せるところから、環境を考える芽が出るのではないのか。 堤防の上から、いつもの木でミサゴが獲物を食べているのを見つけた。車なら 100m距離のある対岸からも相手を脅かすことなく観察が出来るが、仕方が ない。歩いて近づくことに。いつもの観察地点まではなんとか近寄れたが、や はり人の姿が見えるだけでミサゴはすっかり警戒してしまった。しきりに 「キョキョキョ」と鳴いてこちらを窺っている それでも何とかスコープに入れて数枚のカットを撮らせてくれるところまでは、 相手も我慢してくれた。ミサゴが獲った魚を食べる木は決まっていて、今回も 彼の専用食卓についていたところだ。今回ミサゴの獲ったもの、すでに頭から 1/3ほど食べられており、残った部分もこの位置からは確認できなかった。 ただ、食いちぎられた断面から出たピンク色の肉の色が印象的。この肉の色は ひょっとしてサケ? サケは円山川をこのあたりまで遡上してくるが、サケに しては時期が遅すぎるか? 考えているうちに、ミサゴは食いかけの魚を抱え てさっさと下流に飛び去ってしまった。 いつもは車で移動する川岸の農道を歩いてみる。スズメ、ヒバリ、カワラヒワ、 護岸ブロックの上ではセグロセキレイやジョウビタキ♀が川面を見つめていた。 川からはカワセミの声、ヨシ原の上をノスリが飛んだ。ゆっくり歩いての観察 もいいものだ。車止めのゲートは、「極楽ばかりしてないで、たまには歩けよ」 というメッセージなのかも知れないね。 【撮影データ】 28/Dec/03 円山川、 DSC-MZ3+TSN-824M |