兵庫県レッドデータブックAランクのミサゴは、このあたりでは珍しくもなん ともない。年間を通して、トビに次いでよく見かけるタカと言ってもよいくら いだ。近年になって生息数を増やしているようで、円山川河口から中流域にか けて、川の上をよく飛んでいる。 ミサゴはここで何度も登場しているが、彼らを見るたびに思うことで、まだ書 いていなかったことを今回は書こうと思う。 木に止まっているときは印象に残らないが、腰を上げたときとか飛び立ちのと きのミサゴの脚をよくよく見て欲しい。タカの脚は地上の哺乳類を捕らえるた めの武器であり、見るからに逞しい外観をしている。ミサゴは同じタカの仲間 でも水中の大型魚だけを餌にする鳥。翼を広げたときの下面の白は、水中の魚 から見れば空と同化するカモフラージュなのかも知れない。 さて、ミサゴの脚だが、付け根から先端まで真っ白である。この脚を見るたび に私は男性バレーダンサーを想像してしまうのだが、妄想が過ぎるだろうか? 長い羽毛に覆われた他の猛禽の脚には無い、繊細でスマートな印象を受ける。 円山川の上を細長い翼を広げて羽ばたく様は、コハクチョウやコウノトリといっ た白い鳥に負けないくらいの美しきダンサーと思うのは、ミサゴの猛禽魂に対 して失礼だろうか。 【撮影データ】 28/Sep/03 円山川、 DSC-MZ3+TSN-824M |