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ミサゴが川で獲ったもの

ミサゴ
ミサゴ (タカ目タカ科)

2月最初の日曜日はあいにくの雨。本来なら雪になるはずの雨だ。今年の冬は
暖かい。雪かきから開放されるのは嬉しいが、やはり但馬の冬に雪がないのは
異常だ。暑い夏、雪のない冬、南方系生物の北進。地球温暖化という言葉を実
感する。

雨の中、円山川中流域の河川敷でミサゴの観察ができた。対岸の木の枝に止ま
る姿はこれまでも何度か目撃しており、この個体はこのあたりを狩場にして定
着しているようだ。樹皮がめくれた枝は、この個体がいつも利用するお気に入
りの場所であることを教えてくれる。

下流に向かっていったん飛び立ったミサゴが、すぐに同じ枝に戻ってきた。
左足には大きな魚が掴まれていた。10分ほどかけて、ミサゴは頭からその獲
物を平らげていった。さてミサゴが獲った魚、現地では意識しなかったのだが、
帰ってから写真を見て驚いた。なんとサンマである、

ミサゴは生きた魚専門に狩りをするという思い込みがあったので、円山川にサ
ンマが回遊してきたのかと、浅はかな考えを持った。サンマに似た別の魚かも
しれなないと、知人を通じて専門家の写真鑑定もお願いした。やはりサンマで
ある。サンマが円山川を遡上するとは到底考えられないことも、複数の人との
ディスカッションで理解した。

ミサゴが円山川で獲ったサンマは、おそらく人が川に流したものだ。ミサゴの
狩りの瞬間をファインダーで狙う、カメラマンが仕掛けた撒き餌? それとも、
誰かが川に投棄した生ゴミ? 真相のほどはわからないが、ミサゴが死んだ魚
でも捕食することが分かったのは収穫であった。円山川中流域のミサゴが普段
どんな魚を狩っているのか、チャンスがあるごとに注意を向けてみたい。

【撮影データ】 03/Feb/02, COOLPIX880 (+KOWA TSN-824M)