イソヒヨドリ
名前の通り、元来海岸に生息する鳥であるが、近年は内陸部へ繁殖域を広げつ つある。私の勤務先では、毎年春になると屋上でイソヒヨドリが囀る。その美 しく複雑なメロディは、何度聞いてもうっとりする。 この写真を撮影したのも海岸ではなく、六方田んぼのど真ん中。風切羽の先端 に白い縁取りが残る若鳥だ。ヒヨドリの名をもらっているが、実はツグミの仲 間。色は全く異なるが、ツグミの体つきによく似ている。 フワフワと飛んでは、見晴らしのよい場所を好んで止まる。山の雪がすっかり 解ける頃、この若鳥も恋の歌を歌い出すことだろう。 【撮影データ】 03/Mar/01, COOLPIX880 (+FieldScopeIII) |