展望の由良ヶ岳(京都府)
 久しぶりのレポートになります。今シーズンは自転車のツーリングクラブの方 で、いろいろ活動していたため、山歩きの方はずっとお休みしていました。今回 の山も、ツーリングクラブのメンバーと一緒に行ったものです。 ************************************************************************* 【 日 時 】1996年9月23日(祝) 【 行 程 】[ ]は腕時計に内蔵の高度計からの標高データ 丹後由良駅11:55[5m]=国民宿舎丹後由良荘(登山口)[40m]12:03  〜鞍部13:20[580m]〜13:30東峰[620m]14:25〜14:30鞍部〜14:45西峰[615m]  〜15:50丹後由良荘16:00=16:05丹後由良駅 【 天 候 】晴 【 地 図 】5万の1 「丹後由良」「舞鶴」 【参考文献】中高年向きの山 100コース 関西編 [山と渓谷社]       分県別登山ガイド25 京都府の山 [山と渓谷社] *************************************************************************  9月23日11時30分、北近畿タンゴ鉄道の丹後由良駅で待ち合わせ。同行の2人は 約30kmの道のりをMTBでやってきた。大江町のKさんと、福知山市のSさんで ある。 自転車のツーリングクラブのメンバーなので、これくらいの走りはどおってことな い。ちなみに私は車です。  私も車から自転車を下ろし、登山口まで3台で移動。わたしとSさんはすぐに自 転車を乗り捨てる。しかしKさんは自転車を押し担ぎで登るという。  いきなり急登で始まる登山道は、段差はあるは、水が流れて溝が掘れているは、 丸太が道を塞いでいるは、足元は滑るは、の難路だが、Kさんは速い速い。自転車 というハンディキャップをものともしていない。手ぶらの我々は、Kさんに離され ないようついていくのが精いっぱい。  すぐ尾根に出て、傾斜が緩くなると、Kさんは時折自転車にまたがって登る。尾 根が終わり、また急登が始まっても、Kさんはグイグイ行く。それを見て、私は自 分の体力の無さに自己嫌悪。今年は、6月頃から運動していなくて体力が落ちてい ることは感じていたけど、ここまでひどいとは思っていなかった。  祝日とあって、何人かの登山者とすれ違った。由良ヶ岳には、東峰と西峰のふた つのピークがある。鞍部で登山道も二手に別れている。  まず、展望のいい東峰へ。我々が付くと、山頂にいた家族連れが驚きの声。自転 車に度肝を抜かれたようだ。ここで昼食。私は、チキンラーメン。  この由良ヶ岳、海から標高差500mを越える直登はきついけど、眺めは抜群。由良 海岸や、由良川河口がすぐ下に見える。白い波やうねりの見える海岸にはサーファ ーが、河口ではジェットスキーが小さく見える。栗田半島、冠島、博打岬、越前海 岸、それから周辺の山々。  Kさんは山もよく知っていらっしゃる。「あれが大江山、千丈、鳩ヶ峰、鍋塚。そ の左奥に三岳山。」ここら辺なら私にもわかる。  しかし、「あれが烏ヶ城と鬼ヶ城。これが弥仙山で、その奥が多分長老ヶ岳。あっ ちは天ヶ峰。これが杉山。」さっぱりわからん(?_?;)。  「あれが磯砂山、その右に高竜寺ヶ岳。」「エッ、高竜寺は磯砂の左ですよ。」地元 の利をいかし、何とか一矢(^^;)ゞ。  西峰に移動。Kさんは、すべて乗車。三角点のある西峰はブッシュに囲まれ、展 望は今一つ。だが、天の橋立が一文字に見える。ところで、地図やガイドブックに は、西峰640m、東峰585mとなっているが、手元の標高計では…。お互いのピークを 目で見た感じでも、大体同じくらいのように思えるのだが。  下りはMTBの本領発揮。後ろ姿はすぐに消えた。恐ろしい斜面にブレーキの跡。 下りはほとんど乗車だったみたい。  下り終えてから、「きついコースやったで。一回放りだされた。」私なら、下りも ずっと押しでしょう。         ☆京都府丹後半島☆ CXJ03743 《はいかい》 ↑ページトップへ