蘇武岳山行皆さん、明けましておめでとうございます。但馬の松テツです。リニューアルし てから初めてアップします。 昨年末の28〜29日にかけて、我が但馬の1等三角点のある山である、蘇武岳 に悪友とふたりで登ってきましたので、簡単に報告します。 【日 程】1994年12月28日(水)〜29日(木) 【山域名】兵庫県北部(但馬地方)の山域? 【山 名】蘇武岳 【ルート】28日:阿瀬溪谷第2駐車場 1205 → 1415 金山峠 1425 → 1615 蘇武 岳頂上 → 1640 林道脇(テ) 29日:林道脇 0705 → 0900 阿瀬溪谷第2駐車場 【天 気】28日:曇りのち雨、次第にあられから雪に変わる 夜雷 29日:曇り時々雪、山麓では雨かみぞれ 【メンバ】松テツ、悪友K 28日 悪友Kと二日酔いの頭を抱えながら、登山口である阿瀬溪谷まで車で入る。前日 までの山陰特有のしぐれ模様も、一時的に弱まっており、昼ごろに到着した駐車場 で準備をする。12時過ぎに紅葉で有名な阿瀬溪谷を、四十八滝を眺めながらゆっ くりと歩き出す。 1時間ほどで廃村跡に到着。いつごろからの廃村なのかわからないが、まだ、1 軒だけ辛うじて建物があった(10年前に来た時とほとんどかわらない)。この冬 何度か降った雪がまだ所々で残っており、奥へ行くほどその量を増している。 この辺は春先になると山葵がたくさん生えているところである。おそらく昔の山 葵畑だろう。10年前に来た時には、山葵を取って帰った覚えがある。 阿瀬川を何度か渡るうちに、次第に川幅が細くなり、傾斜が強くなってきた頃か ら、雨が降り出した。雨具を用意して再び歩き出す頃には、すでにあられが混じっ ており、強度も強まってきた。足下の雪も少しずつ深くなり、すでに10cm位。 こうなると、もう早く雪になってもらった方が気分的にも楽である。 そう祈りながら、もくもくとほとんど休憩なしで谷を上り詰めると、やっと金山 峠に到着。りっぱな林道が峠の両側へと続いている。ここで、大休止。雪の降り頻 る中、おにぎりで腹を満たす。 時間もないので、行けるところまでと言うことで出発しようとしたが、登山道の 入口には「熟知者に限る」とあった。以前はここを通ったことがないので、林道を 歩くことにする。積雪もあるので、車の心配もいらない。あせりながらも、のんび りと歩く。 降雪のため視程が悪く、まだかまだかと思いながらとぼとぼ歩き、1時間ほどで 林道途中に登山口の標識を見つける。登山道に入ると、先行者の足跡らしきものが あったが、結局会うことはなかった。 20分ほどで、やっと頂上に到着。この頃になって、雪も止み青空が少しのぞい てきたが、頂上からの展望はまったくきかず、とりあえず記念写真。その後、何気 なく遠くを見ると、虹の様なものが見え、その遥か向こうに我々の影が映り、みご とにブロッケン現象を見せてくれた。悪友のKは、剣山(徳島)でしょっちゅう見 ていたようで、彼が見つけてくれた。 展望がきかない変わりに、いいものを見せてもらったので、気分よく下山を始め る。林道の適当なところでテントを張り、再び酒盛り。 出だしからアルコールの切れない、なんとも情けない山行だった。でも、ブロッ ケンを見ることが出来て苦労した甲斐があったと思う。 家に帰って、再び飲んだことは言うまでもありません。 1995.1.2 但馬の松テツ(PXG00535) ↑ページトップへ