山スキーで行く大江山(鳩ヶ峰・鍋塚)
 なかなか雪の降らなくて待ち遠しい日々を送っていたが、1月22日、待望の寒 波がやってきた。週末、満を持して大江山へ。  HPのOFFで たじまもりさん、こたじまトリオ、カワジャコさん夫婦たちと賑 やかに歩いたのは3ヶ月前、秋真っ盛り。MTBで千丈ヶ嶽に登ったのが2カ月 前、晩秋から初冬へ。今日は、白い大江山を味わうために、山スキーを持って。 ************************************************************************* 【日 時】1997年1月26日(日) 【行 程】大江町 千丈ヶ原10:00 - 11:34コルの避難小屋11:55 -  12:40鳩ヶ峰山頂12:43 - 13:05コルの避難小屋13:25 - 14:18鍋塚山頂14:22 -  14:50コルの避難小屋15:00 - 16:10千丈ヶ原 【天 候】ずっと雪 【地 図】2万5千分の1 大江山 【メンバー】はいかい(単独) *************************************************************************  丹後半島から野田川、加悦、宮津を経由し、大江町山の家からさらに奥の千丈 ヶ原へ登る。一軒だけ残る民家まで除雪が入っているが、雪で道は悪い。下界は 雨でも、山間部では雪だ。  除雪の終点に車をとめ、準備をして出発。除雪の入らない車道には、いくつか 足跡が残っている。雪が浅いので、ザックにスキーを固定し、スキー靴のまま歩 く。ゲレンデスキーの靴と違い、歩きやすい。冬山登山のプラスティック・ブー ツに近い。  しばらく行くと雪が膝までつもっていて、スキーを装着。スキーの滑走面に は、シールという滑り止めがはってあり、ビンディングも踵の解放できるものな ので、快適に登って行ける。  車道は稜線(鍋塚と鳩ヶ峰のコル)まで続き、そこの避難小屋で一息。3カ月 前、こたじま君は、ここでチョコレートを出して嬉しそうに食べていた。その時 のベンチには、窓の隙間から吹き込んだ雪がつもっている。  雪が降り続くので、コンロを出してチキンラーメンをつくって食べる。建物の 中なので、風雪がしのげて快適。雪もすぐ湯になった。  ここを拠点に、鳩ヶ峰と鍋塚のふたつの山頂を往復。ずっと雪が降っていたけ ど、小屋のおかげで体温を奪われることもなく、ゆっくり楽しめた。  霧がかかっていて、すぐ近くに見えるはずの両ピークはほとんど見えなかっ た。今日はコンパスなしでは迷っていただろう。  どちらの山頂も雪が浅く、斜面を縦横無尽に滑る楽しみは味わえなかった。ま あ、雪があっても技術がなくてダメだけど…。  鳩ヶ峰山頂から、一瞬見えた下界の加悦谷平野は、まだ雪がつもらず、茶色い 田んぼが見えた。  最後に避難小屋で、ポットの紅茶を飲み干して、車道を降りる。が、車にとっ ては急勾配でも、スキーには斜度が緩くて進まない。下りでも、踵を解放し、ク ロカンスキーのように進む。  鳥を見つけた。スズメくらいの大きさで、濃い青色をしている。鳴き声は「ケ ケケケ」(?)と聞こえた。飛び方は、羽ばたく回転数を多くしたり減らしたりし て、波打つような奇跡を描いて飛んで行く。みゅうさんだったら、一発で種類が わかるんだろうけど。  車まで帰ると、もう安心。私が出発するとき止めてあった、神戸ナンバーのタ ウンエースはもうない。足跡の方向から判断して、千丈ヶ嶽へ行ってたのかな?  霧と雪で展望はほとんどなく、雪が浅くて滑走も充分にできなかったが、満 足。活動するのは、気持ち良い。 今日は独り。いや違った、ヘッドフォンステレオから聞こえる中島みゆきが今 日のパートナー。イヤー、骨身にしみる。  しかし、無事帰れて良かった(特に危険があったとは思わないが)。奥伊吹スキ ー上では雪崩、氷ノ山では遭難と、痛ましいニュースが次々とやってきた。この 世界、あんまりのめりこんじゃぁ、いけません。 *************************************************************************  以上、山スキー報告の、HP仕様でした。一般向けは、近日中にFYAMAALP MES12にアップの予定です。                   ☆丹後の國☆ CXJ03743 《はいかい》 ↑ページトップへ