秋分の日の日曜日、朝から素晴らしい青空が広がった。午前中は地区運動会
で汗をかき、あいかわらず青い午後の空に誘われて、妻たじまと息子たじま
を伴い来日岳に向かった。
玄武洞の手前で、円山川を行くカヌーが一艇。親子連れのようだ。そういえ
ば、今シーズンは春に一度漕いだだけで、川遊びからも遠ざかってしまった。
コスモスが揺れる県道を折れ、来日の集落を抜けて雲光寺まで車を上げる。
キャンプ場のいつもの空き地に駐車。
ミゾソバ |
木漏れ日の中を行く |
14時30分、歩行開始。ずいぶん遅いスタートだが、午後のお散歩コース
としてはお手軽なコース。45分の登りで567mの山頂に立てる。林道脇
のミゾソバが目を引く。すぐに林道から山道に入り、木漏れ日の雑木林の中
をゆく。
同行の二人にとって初めての来日岳なのが意外だったが、この道を気に入っ
たようだ。妻たじまは、依遅ヶ尾山以来の農作業帽を被って歩いている。路
傍の石仏が道案内。山頂まで一定間隔で置かれている。妻たじまが黄色い蔓
性の可愛い花を見つけた。後で調べてマメ科のノササゲと分かった。
道案内の石仏 |
ノササゲ |
ドングリが落ち、キノコの生える山道はすっかり秋の装い。ジョロウグモと
イシサワオニグモの姿が目に付く。鳥はカラが時折鳴くぐらいで寂しい。
一汗かく頃にアンテナ施設の横から林道に出て、残り僅かの歩きで山頂へ。
RV車が一台。ピークを踏んでから展望ベンチで休憩。空気が澄んで素晴ら
しい展望である。おなじみの山々が今日はとりわけはっきり認識できる。
東の遠くに端正な三角形を描いているのが青葉山。今年こそ登ろうと思って
いる山だ。
ドングリ |
イシサワオニグモ |
30分ほど展望を楽しんだ後、林道経由で下山する。4時になろうかという
時刻なのに、次々と家族連れの車が上がってくる。みんな今日のこの青空に
誘われたのだろう。
未舗装の路肩にはヤマジノホトトギスやアキノチョウジが目を引く。あいか
わらずイシサワオニグモも多い。舗装道に入ってからは右に三川山の展望が
よい。三人三様のノンビリ林道歩き。1時間で出発点に戻る。
クサギ |
ツユクサとカンタン |
数日後の新聞に、来日岳からの雲海の写真が載った。山頂まで林道が通じる
来日岳は、雲海見物のよく知られたポイント。朝の豊岡盆地に霧がたちこめ
て、これからいよいよ秋は深まってゆく。
【 登山日 】2001年9月23日(日)
【 目的地 】来日岳(567m)
【 山 域 】但馬北部
【 コース 】雲光寺キャンプ場起点周回
【 天 候 】快晴
【メンバー】妻たじま、息子たじま/YUU (中2) 、たじまもり
【 マップ 】2.5万図「城崎」
【 タイム 】自宅14:00…キャンプ場14:30…山頂15:13-15:42…
(林道経由)…キャンプ場16:41
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