ふるさとの山"金剛童子"(京都府弥栄町)
 4月8日午後、私の住む丹後半島の弥栄町のシンボル的な山、金剛童子山に登ってきた。 高さでは太鼓山に劣るものの、弥栄町の人口が集中している竹野川の流域平野から東側に、 立派な姿を見ることができるのが金剛童子山である。金剛童子の向こうから朝日が登り、 日の暮れには夕映えの姿が見える。秋が深まれば、平野に雪が積もるよりも先に金剛童子 が白くなる。冬の冠雪、春の新緑、秋の紅葉と季節によって色を変える。弥栄の町民はそ れを見ながら四季を過ごしている。  私は、金剛童子山の北隣の小金山にはよく登っているが、登山道の雰囲気、山頂の景色 などが今一つな為、金剛童子には2年半前の初登頂以来、一度も登っていない。ところが、 今回は小金山へは3月の終わりに登ったばかりなので、何となく金剛童子に登る気になっ た。  15:00 重い腰をあげて自宅を出発。登山口の味土野へ車を走らせる。15:37 今は数世帯 しか住んでいない味土野集落を過ぎ登山口へ向かうが、道路が雪におおわれて通行不能、 ここに車をデポジット。雪の上を歩く。すぐに残雪地帯は終わり。幅1車線、コンクリー トの車道を歩く。そして、ダートの林道へと入る。途中からシングルトラックの登山道へ とそれなければならないのだが、そのタイミングを誤って笹の薮に迷い込んでしまった。 必死で薮を抜けて、林道に戻る。かなりのタイムロスであった。もうしばらく林道を歩い て、本当のシングルトラック発見。実は初登頂の時も迷っていたのだった。林の中をしば らく歩くと、急に景色が開ける。実は山頂よりもここが景色いいのだ。残念ながら景色は 西に開けているため、逆光となっているが、網野の海や離湖、竹野側流域平野の展望小金 山のそれにそれほど劣らない。なかなかのものである。北には、展望抜群の依遅ヶ尾山も そのどっしりとした雄姿を見せている。  そこから山頂までは、あっというまである。16:40 山頂到着。ここには神社があるが、 木立に囲まれ展望はほとんどない。麓からの存在感は一番だが、頂きからの眺めは物足り ない。来た道を戻り、再び大展望を眺めてから下山。久しぶりに、登ったが、まずまずで あった。 【日 程】: 1995年4月8日(土) 【目的地】: 金剛童子山(標高613m、2万5千図「丹後平、網野」 【コース】: 京都府竹野郡弥栄町味土野〜金剛童子山頂 往復 【天 候】: 薄曇 【同行者】: なし          京都府丹後半島 CXJ03743 はいかい ↑ページトップへ