山サイ!山レレ!?花咲く春の小金山
 去年の4/20の春爛漫山サイがあまりに印象的で、今年も同じ時期に行きたくな った小金山。午後に別の予定があった去年と違い、今日は丸一日楽しむぞ。家か ら自走だ。
 何度も足を運び勝手知ったる近場の山、天気は昨日に続いて今日も快晴だ。カ ッパ、いらない。地図、いらない。ウクレレ…、これは必需品だぁ。
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【日 程】:1998年4月11日
【山 名】:小金山(オガネサン)[405m]京都府弥栄町
【コース】:[  ]は腕時計に内蔵の高度計からの標高データ
  京都府弥栄町堤(自宅)[49]10:10−弥栄町中山11:05[182]11:25
  …12:35小金山頂[420]15:12…15:42弥栄町来見谷(クルミダニ)−16:07弥栄町堤
【車 種】:MTB(Panasonic MountainCat E  フロントサス仕様)
【タイム】:5時間57分(実走:1時間35分10秒+担ぎの分の時間)
【速 度】:平均 12.1km/h;最高 54.1km/h
【距 離】:19.5km
【天 候】:\(^O^)/快\(^O^)/晴\(^O^)/
【標高差】:約370m
【地 図】:2万5千図「丹後平」
【 メンバー】:S、はいかい
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 約束の10時に、Sがやってきた。半袖だ。約5km離れたSの家からここまで で、もう暑いと言っている。
 スーパーで食料&飲料を買い出し。賞味期限の迫ったパンばかり買っていた ら、全部で386円。これで一日楽しめるのだから、自転車遊びは安い!

 R482を黒部まで北上し、府道に右折すと正面に小金山が見えてくる。晴れてい るので、青空をバックに、緑が鮮やか。
 道は上り坂。が、猛烈な勾配でもないので、喋りながら登る。

 中山集落で小休止。去年より一週間早いため、静かである。これが、農繁期に 入れば里は一気に活気づく。満開の八重桜をバックに記念撮影。
 Sは初めて持ってきたデジタルカメラで、嬉しげに写真を撮っている。

 ここから府道をそれ、ダートの道にはいる。300mで標高差が30m。喘ぎながら 走る。その道の右側に急激に登る登山道が現れる。これが小金山への山道。いき なり担ぎが続く。
 急な登りが一段落すると、後は押しで行ける。私のMTBの倍以上の値段の TREKのSは、その軽いMTBをずっと担ぎで登っている。
 稜線に出ると、100mほど乗れる区間が2度現れる。
 登山道のミツバツツジは、満開というにはチト早い。今年の桜は例年よりかな り早いけど、ミツバツツジは去年と変わらないみたいだ。
 ブッシュの向こうに、海や竹野川流域の平野が見えてきたらもう山頂は近い。 しかし、山頂手前の登りが強烈。滑りやすい足場、空荷でも息があがりそうな急 坂を、なにが楽しくてMTBを担いで登るのか?

 急坂から、突如、山頂に到着。青空の下、見事な景色がドカーン!わー、やっ ぱりきてよかった\(^O^)/。
 小金山には、雪解け直後の一月前に登っているが(そのときはMTBなし)、 周囲が一気に緑に色づいた。山桜の薄桃色も春を感じさせる。
 今日は空が青く、見下ろす日本海も真っ青だ。網野町の八丁浜にも白い波は見 えず、今日は穏やかな海の表情だ。
 すぐ南の金剛童子山、そして少し離れた磯砂山、はるか向こうの大江山連峰。 西に微かに見える久美浜湾と小天橋。いつもの顔ぶれを同定しておく。
 しかし、但馬の山々は逆光で同定不能。

 さあ、今日は山頂で長居モードだ。
 とりあえず、ウクレレを取り出して、弾く。Sと私がいて、ウクレレがあれ ば、当分退屈はしない。
 ひとしきりウクレレを弾いて、食料を口に入れたら、再び弾く。弾き飽きたら 木陰で昼寝。木漏れ日と、鳥のさえずりが心地よい。しかし、たかってくる虫 と、下界を疾走する暴走バイクの音はうっとおしい(^^;)。
 そんなこんなで、2時間半以上も過ごしてしまった。日はすっかり西日となっ た。

 山の北側の中山から登ってきたが、下りは南の来見谷(クルミダニ)へ。最初のうち は、倒木や、岩の急斜面の難所が続く。恐くて乗れない急な下りもある。
 植林の中は、払った枝があってリムにひっかかる。
 今度は片斜面。谷に向かって車輪がズリズリ。
 沢をいくつか越えて、やっと快走できる区間に来たときには、もう里が近い。 菜の花の黄色が鮮やか。

 里の近くの畑に、知人のS本さんと、その奥さんと、知らない男の人がいたの で声をかける。おーい!
 「えーっ、山越えてきたのー(@o@)。」「へー、下りなんかも乗れるのー!?」
 これだけ感心されたら、MTBで来た甲斐があるというもの(^^)。

 来見谷からは、府道で西の弥栄町外村(トノムラ)方面へ。来見谷から標高差60mの 峠を越える、完全一車線の府道だ。
 峠を越えて外村の近くまで来たら、一台のMTBの男性が登ってきた。こちら は、もう下るだけ。気の毒ぅ。

 心地よい疲労感と充実感に包まれて、家に帰った。

  ☆丹後の國☆CXJ03743@niftyserve.or.jp《はいかい》
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