丹後・甲山ピクニック
あけまして、おめでとうございます。 クリスマス前に降った雪もすっかり消え、今年も雪の無い正月を迎えました。やっ ぱり正月は窓越しの雪明かりと、炬燵にミカンという風景が好きですね。 みなさんの、活発な山行き報告とは程遠いのですが、正月の初詣のついでに遊んで きた、丹後の甲山(カブトヤマ)の報告をしておきます。とはいっても、標高200m 足らずの山で、道も遊歩道といった具合のものです。小学生の遠足コースといった ところですね。   【目的地】甲山(192m) (^^;   【登山日】1994年1月2日(日)   【天 候】晴   【コース】甲山園地(だったかな?)から遊歩道経由   【マップ】持たず   【同行者】配偶者、長女(7才)、長男(6才)、次男(3才)   【タイム】記録せず(下から山頂まで20分ほど) 甲山は京都府の北西、丹後地方にある独立峰(というほどの山ではないですけど) で、久美浜湾の東側にポツっとそびえています。この山は、古くから信仰の山とし て崇められており、夏には山腹の「大文字おくり」が地元では有名です。 最近、湾に面した山裾に、綺麗な公園が出来ました。春から秋にかけては、キャン プやバーベキューが楽しめます。公園は湾を見下ろすなだらかな斜面に作られてお り、斜面はそのまま水際まで続いています。夏には水遊びもできます。またちょっ としたフィールドアスレチックの遊具が備えてあり、子供達には楽しい場所です。 公園の上の甲山周回道路を挟んだ所に、甲山山頂へ続く遊歩道の入口があります。 車一台が通れるくらいの山道をしばらく歩くと、大文字おくりの櫓に続く階段とな り、鉄パイプで組まれた横37m、縦35mの大の字を通過します。ここから眼下 に広がる眺めはとても素晴らしく、松林が穏やかな久美浜湾に落ち込む風景は、ま るで北欧のフィヨルドでも見ているような気分になります。山腹はシダ類が多く繁 殖しており、冬だというのに緑の美しさが目を和ませてくれます。 頂上直下の、遊歩道から脇道にちょっと逸れた所に、「人喰い岩」と名付けられた 露出岩があります。名前の由来は分かりませんでしたが、何か言い伝えがあるので しょうね。岩は切り立った絶壁で、上に立つと思わず吸い込まれそうになります。 名前の由来はこんなところから来ているのでしょうか。 「人喰い岩」分岐から少し登った所で、遊歩道は車道と合流してすぐに山頂となり ます。山頂には古い祠(ほこら)があり、日本海を望む北斜面にはコンクリート製 の展望台があります。ここからの展望は素晴らしく、足元に広がる久美浜湾と、箱 石海岸と呼ばれている長い砂浜の上に輝く日本海を望めます。 久美浜は丹後半島の西の付け根にあたり、ここから東に向かって砂浜の美しい丹後 の海が広がっています。半島の突端の経ケ岬までの海岸道路は、恰好のドライブコ ースです。また近年、久美浜湾は牡蠣の養殖でも名が知られるようになっています。 水鳥たちの生息場所にもなっており、バードウォッチングのポイントにもなってい ます。 久美浜は、私の住む豊岡市から車で20分程です。但馬に来られたついでに、足を 延ばして見られてはいかがでしょう。甲山は家族そろってのピクニックには、もっ てこいの場所ですよ。   94/01/05   今年も但馬地方に執着しそうな  ▲CATHY (GAB02525)♪ ↑ページトップへ