但馬・出石、昼飯は城山で
 天気も良いので、どこか山に行ってお弁当を食べようよ、という配偶者の提案で、  但馬・出石(いづし)の城山(有子山)に昼飯を食べに行ってきました。先週の  甲山に続き、超低山シリーズ第2弾です。(^^ゞ   【目的地】有子山(城山)(321m)   【登山日】1994年1月9日(日)   【天 候】晴   【コース】出石城趾から尾根伝い(ピストン)   【マップ】持たず   【同行者】配偶者、長女(7才)、長男(6才)、次男(3才)   【タイム】登り約50分、下り約30分  有子山は出石の町を南から囲んでいる山で、戦国時代に山城があった山です。通  称「城山」で通っており、昨日の登山の折りに、観光案内の立て看板を改めて読  み直して、「有子山」という固有名詞があるのを知りました。  歴史には全く疎いのですが、説明によると山城は約400年前の天正時代の建造  で、秀吉軍により落城したものということです。その後、山の上から現在城趾公  園になっている平地に城が移されたようです。  登山口は道標が無く、初めての人は戸惑うのでは無いかと思われます。結構楽し  める山なので、今後の町の整備に期待したいところです。  山頂に到る道は幾つかあるようですが、今回登ったのは出石城趾から到る道で、  出発点は観光客に混じっての参道登りから始まります。出石町役場のすぐ南にあ  る出石城趾は、その奥にある有子稲荷への参道でもあります。朱色の鳥居を何本  もくぐり抜け、階段を登り詰めます。御手洗から右に、有子稲荷があります。左  手には町の貯水施設があり、登山道はここを右に巻いて尾根に続いています。  尾根の取っ付きには展望台と称した東屋がありますが、展望台というには余りに  おそまつなものです。道はここから右にとって、急峻な尾根となります。容赦な  い急登が30分ばかり続きます。それでも岩盤質の尾根歩きは、なかなか楽しい  もので、戦国時代の強者達の足音を心で聞きながら、一気に高度を稼いでゆきま  す。山頂の石垣が見え隠れしはじめるころ、尾根道は終わります。ここから道は  西向きにトラバースし、つづら折りとなって山頂に到ります。途中に、城の付帯  施設であったと思われる、古い石の積み上げられた場所を幾つか通過します。ま  た、こんな低い山なのに、こんこんと流れている水場が有り驚きます。  山頂付近は石垣が良く残されており、しばし歴史の香りを感じることが出来ます。  本丸、西の丸、堀切といった跡が残っているそうですが、私には本丸以外はどこ  がどうだか良くわかりませんでした。平地の中に石で囲われた窪地が何箇所かあ  り、子供たちに、ここは昔の便所だったんだと、嘘か誠か分からないことを説明  してやりました。(^^;  山頂からの展望は良く、北側は足元の出石の町並から豊岡盆地の風景が見事に広  がっています。南に目を転じると、三川山から蘇武岳、妙見山の山並が見渡せま  す。その後ろに、氷ノ山の山容がぼんやり霞んで見えました。双眼鏡を覗いてみ  ると、雪を頂いた山頂付近が白く光っていました。  山頂で弁当を広げ、木陰に残っていた雪で雪合戦に興じた後、同じ道を下りまし  た。子供達には、冬休み最後の楽しい思い出になったことでしょう。  出石の話題は、しばしばこの会議室でも出ますが、おそらく「ソバ」以外の話題  は、過去に無っかたのではないでしょうか。FYAMAer のみなさんであれば、蕎麦  を楽しまれた後に、是非この城山に登られることをお勧めします。腹ごなしには  ちょっとキツイかも知れませんが、良い汗がかけますよ。但馬の思い出の一つに  加えてみてください。   94/01/10 しばらくは超低山シリーズが続きそう ▲CATHY (GAB02525)♪ ↑ページトップへ